第991話「不可能に挑むは人の性」

午前九時の性転換所。

性別を変えることができるロボットが現れた。

女は男(一般人が想定する生物学における雄の人間を指す言葉。なおこれは一般論であり、他にも社会、個人の価値観や性向に基づいた多様な見方が存在する)よりもずっと良いものだと男からは考えられており、逆に女からすると女より男の方がいいと考えられていた。その結果生まれたのがセックスロボットだ。男性を女性に、女性を男性に変えることができる。性転換にかかる値段は高額だが、可逆だということで金持ちが試しに使ってみるという事例が多かった。最終的に費用は落ちていき、性はだんだんと意味を成さなくなっていった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で男でも女でもそもそも人間ですらない女子高生の需要を高めた。

女子高生に変化できるロボットの開発が進められることとなった。

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