第937話「変態は闇に沈む」
午後十一時の幼稚園。
怪しい人影が現れた。
幼稚園は小学校(一般人が想定する小学生が登校する場所を指す言葉。勉強すること、遊ぶこと、友達を作ることができる)よりもずっと幼い子供たちが所属している施設だが、そんな場所に現れた怪しい人影はどう考えても大人のサイズだった。いや、大人どころか大人二人分、三人分はありそうなサイズ感だ。怪しい人影は不思議と幼稚園の門に引っかかることなく侵入し、園児の帽子や制服を手に取ると鼻まで持ってきて深呼吸した。そう、それは人間三人分の質量を持ち影と同化する闇の変態だった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で闇の変態を闇に葬り去った。
幼稚園は平和を取り戻した。
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