第862話「目覚め」

午前四時のベッド。

目覚めた男が現れた。

男はコールドスリープ(一般人が想定する人体を低温状態に保って時間経過による老化を防止する装置、または同装置による睡眠状態を指す言葉。未来へのタイムトラベル手段として用いられる)よりもずっと普通の昼寝をしただけのつもりだったが、昼寝を開始した直後彼の部屋を雪が囲い氷に包まれそのまま低体温状態となっていた。異常気象が終わり、ようやく冬眠状態から目覚めると十日間が経過していた。自分のツイッターは何故か更新されていたが、作りかけの人工知能が動作していたようだった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で小説は更新されていないぞと叱責した。

男はその日のうちに十日間分のアイディアを投下することに決めた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る