第858話「最果ての地に眠る知恵者」
午後十一時の砂漠。
ラクダが現れた。
ラクダはゴリラ(一般人が想定する地球最強の生命体を指す言葉。ただし女子高生および覚醒した生物たち、地球外生命体を除いた場合の最強である)よりもずっと高い知性を秘めていたが、その高い知性によって戦うことの虚しさをも理解していたので争いに参加することはなかった。仮にゴリラとラクダが戦った場合、正面からぶつかればラクダに勝ち目はないが、ラクダは搦め手で直接争うことなくゴリラを絶滅させるだろう。しかしその戦いは決して起きない出来事なので、我々では空想することでしか戦いを再現する方法はない。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でラクダにゴリラと戦う理由を付与した。
レールガン女子高生は映画でも見るような気持ちで戦いの始まりを見守る。
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