第772話「最近主張していなかったが女子高生は制服の下にスク水を着込んでいる」
午後四時の新時代。
季節操作に慣れない新元号が現れた。
令和は平成(一般人が想定する大化以降二百四十七番目の元号を指す言葉。三十年ほど続いた)よりもずっと気温制御に慣れておらず、というより初めてだったので五月だというのに三十五度を超える夏日を全国的に展開していた。熱中症を回避できなかった多くの社会人は死に絶え、女子高生ですら急激な温度上昇に活動が鈍る。このまま七月、八月を迎えれば人類の存亡に関わる事態だとブレードビームライフル女子高生はこれらの状況を重く見て対処に乗り出した。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい光をまとって変身みたいなノリで制服を脱ぎ捨てた。
スク水を着ればなんとでもなるかと思い直して対処を取りやめた。
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