第655話「風邪という名の兵器(Reset_24)」
日付が変わる瞬間が引き伸ばされた時間領域の狭間。
墓に眠る風邪女子高生が現れた。
風邪女子高生はレールガン女子高生(一般人が想定する神を指す言葉。すべての女子高生は彼女の下位互換でしかない)よりもずっと病弱な存在で、風邪を拗らせて亡くなったことで女子高生化が病気を打破する絶対の手段ではないことを知らしめた象徴たる存在となっていた。さらに女子高生化によってウイルスが変質、バイオテロに用いられる可能性も高まっていたためその肉体は墓に封印されていたのだが、墓荒らしの手で封印が解かれる事件が多発し、次策を練らざるを得なくなった。
だからいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で風邪が病名であった時代の時間を破壊した。
すべての出来事における時間が失われ、物語は風邪という名の兵器が存在する世界観で時を繰り返すこととなった。
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