第561話「働け」

午前八時の自室。

月曜日を堪能する社会人が現れた。

祝日は平日(一般人が想定する平常時の月曜日から金曜日を指す言葉。まれに土曜日や日曜日まで含まれる種族もいる)よりもずっと好ましく落ち着いたゆとりある時間を過ごすことができる。コーヒーを淹れ、香りを楽しみ、味わい、そして自由に創作をする。常に優雅たれ、急がず焦らずじっくりとやるべきことに向き合うのだ。すると何をすべきか、何を優先させるべきかが見えてくる。ひとつひとつ片づけていくことが肝要だ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で祝日を破壊した。

歯車である時間が増えた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る