第541話「流行りの職業」

午前零時の市街地。

爆弾魔が現れた。

殺人鬼は爆弾魔(一般人が想定する爆弾で分け隔てなく人や施設を爆破していく人物を指す言葉。通学路に地雷を仕込むものも爆弾魔に属する)よりもずっと被害規模が小さく、また止めることも容易だったため流行とはならなかった。時代は爆弾魔、社会人から堕ちた爆弾魔が女子高生の通学路を狙う事件が多発していたものの、アンチマテリアルライフル女子高生が地雷を処理してしまう上に女子高生は爆弾程度で死ぬことはなく、基本的に被害は通学路だけだ。

それでもいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で爆弾魔を抹殺した。

女子高生に抗うのが間違いだと再確認した。

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