第422話「火縄銃女子高生、絶妙」
午後五時の住宅街。
獄炎の家々に囲まれて、いまだ神火飛鴉を放ち続ける女子大生が現れた。
三徳包丁女子高生は幼馴染の青年(一般人が想定する殺人を犯したが愛によって正気を取り戻した人間を指す言葉。三徳包丁女子高生の大切な人)よりもずっと強い憎しみに囚われそうになっていた。神火飛鴉を一掃し、女子大生をも断たんと迫る。神火飛鴉を避け、撃ち落とすその姿は味噌汁の大海を泳ぐわかめのように美しく、煮えたぎる怒りはガスコンロの炎よりも熱い。
だがいきなり火縄銃を携えた女子高生がやってきて、とにかくすごい腕力で三徳包丁女子高生を止めた。
惨劇は起きず、神火飛鴉女子大生は恐怖で正気を取り戻した。
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