第363話「はやく有名になりたい」
午前零時の牧場。
妖怪乳絞りが現れた。
乳絞りは小豆磨ぎ(一般人が想定する小豆を磨ぐ妖怪を指す言葉。妖怪レベルは二)よりもずっと牧場主に恐れられていたが、出没地域が限定的であるため認知度、および妖怪レベルがなかなか上がらず立場がなかった。結局のところ強さか有名さかがなければやっていけないのはどの世界でも共通なのである。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で女性の乳を搾乳対象にした。
乳絞りの妖怪レベルが急上昇した。
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