第323話「狭間にありし者」

午後三時のカフェ。

スウィーツとティーをいただくお嬢様風女子大生が現れた。

一般人は女子大生(一般人が想定する女子高生ではない学生のうち、旬を過ぎた者を指す言葉。自治体の方針にもよるが、殺人を犯しても罪に問われないことが多い)よりもずっと自身が社会を回すための部品でしかないことを自覚していたが、女子大生は女子高生と大人の狭間におり、その変質に耐えられず狂気に飲まれる者も多くいた。お嬢様風女子大生もまた正気を失い、ティーの紅は血の色だ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で血抜きした。

お嬢様風女子大生は本来の紅茶の味を思い出した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る