第278話「理想郷」
午後零時の職場。
休憩中に小説を書く若者が現れた。
若者は仕事(一般人が想定する労働を指す言葉。生活基盤となる金を作り出す行動だが、金を作り出す手段は他にもあることを一般人は知る必要がある)よりもずっと趣味を優先させたかったが、労働に従事しないと石を投げられるため休み時間に趣味を進めており、だというのに休憩時間でさえ上司に気を使わなければならない職場に辟易していた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で彼の職場を破壊した。
失業手当を受けている間、若者は趣味に没頭できた。
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