午前六時の南米。

ジャングルに息を潜めていた超生物が現れた。

南米はゴリラ（一般人が想定する広く世界中で生息が確認されている力が強く心の優しい生物を指す言葉。群れの頂点であるゴリハルトは襲名制となっている）よりもずっと強烈な繫殖力を持つ超生物の支配域へと変じた。当代のゴリハルトはここしばらく派遣業務が忙しく不在、代役を務めるゴリラの敗北により群れは瓦解した。その他、超生物は南米に生息するいずれの抵抗をも蹴散らし、その支配域を広げていく。そして、ついにゴリラの本拠地であるアフリカに乗り込んだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でジャングルの深層意識を刺激、滅亡へのカウンターとして闇落ち悪ゴリラ改めゴリハルト・オルタを召喚した。

憤怒の炎が超生物を焼き尽くした。