第227話「異端なるペット」
午前九時の職場。
眠りに落ちる寸前の青年が現れた。
青年は仕事(一般人が想定する生きる為に必要な活動を指す言葉。あまり一般的ではないが、金持ちのお嬢様が飼っている犬になることを指す場合もある)よりもずっと某ゲームのイベントを進めたかったが、日が変わるごとに先のシナリオが開放される時限式の形式をとっていたため、途中で止められてひどく辛い気分を味わっていた。精神的苦痛と合わせて徹夜による睡眠不足にも襲われ、もはや青年の意識は限界だった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で青年をお嬢様の犬に変化させた。
スマホを使ってゲームをする犬として一躍有名になった結果、お嬢様はより裕福になり、金を生む犬となった青年はゲームだけに集中できるようになった。
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