第141話「貧乳は浴衣によく映える」

午後八時の夏祭り。

花火に彩られた夜空の下、浴衣でセックスに臨むカップルが現れた。

スク水は浴衣(木綿の単着物を指す言葉。本来は湯上がりの室内着だったが、時代の変化とともに外出時の着衣として利用されるようになった)よりもずっと肌触りとフィット感が良く、胸が押しつぶされる欠点を除けば普段使いにも転用可能の万能衣装なのは周知の事実だったが、夏祭りという舞台設定における浴衣は相応の世界観補正を受ける上に襟から覗く首筋が非常に色っぽいこともまた同様に広く知られていた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でカップルの浴衣を脱がせた。

下着としてスク水を着込んでいたことが発覚した。

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