第124話「裏事情」

午後二時の休日。

自分の名前を冠した作品の登場を喜ぶ女子高生が現れた。

女子高生はレールガン(万物を破壊しうる可能性を秘めた武器を指す言葉。とある部族の言語では神をレールガンと呼ぶことが有識者の間では知られている)よりもずっと火縄銃の方が優れていると考えており、また作品クオリティも自身が主人公の作品の方が高いことを信じて疑っていなかった上、ついに123話に到達しようとする「いきなりレールガン女子高生」でも自分の登場回が増えることを確信していた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で123話に火縄銃女子高生を登場させる考えを忘却した。

夫婦の登場回数が増えた。

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