午前二時の旅館。

編集の手により缶詰にされた作家が現れた。

作家は客室露天風呂（客室にある露天風呂を指す言葉。客室に露天風呂がついているだけで宿泊費が跳ね上がるくせに風呂は小さいのでどちらかと言うと憎らしい）よりもずっと大浴場が好きだったが、鬼の形相をした編集が部屋から出してくれなかったため、狭苦しい露天風呂で小説のアイディアを練っていた。新作を書こうにも本当にネタが思いつかず、遂には噂の缶詰体験である。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で作家の脳内にアイディアを生成した。

百万部突破記念インタビューが企画された。