3Rの転移者〜もったいないスキルは強すぎました〜

カイン

プロローグ

俺、大橋常也はこのつまらない世界に飽き飽きしていた。


俺に積極的に話しかける奴なんて1人もいない。


顔も、容姿も、勉強の成績も並な奴に好んで話しかける奴なんているわけがない。


ただ家に帰って異世界モノのラノベや小説投稿サイトを漁るばかり。


ただ、俺の家は貧乏だった。だからお金を節約するために3Rはいつも欠かさず行っていた。これが後に感謝することになろうとは今は全く気づかない。



あー。非日常になってくんねーかなー。こんな生活もううんざりなんだよ!


「おい!なんか床光ってるぞ!」


「逃げなきゃやばいんじゃねーか!!」


「ドア開かねーぞ!!」


「「「キャァァァァ!!」」」


お!?この展開はもしかして!?


「「ヒャッハー!!」」


あ、同士がいた。やっぱ嬉しいんだな。


そしてあまりの光に目を閉じた。




ーーーーーーーーーーーー



バァァァン!!!!


光が収まり目を開けると、そこには異世界転移モノでおなじみの西洋風の部屋で床にはクラスの中で輝いていたものと同じ魔法陣が描かれていた。そして、地球であればトップモデルに一瞬でなれるような豪華なドレス姿の超絶美人がそこにはいた。


「ようこそおいで下さいました!!勇者様方!!」

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