第10話:気にしないタイプ

「このくらい大した事ね~よ。誰だって出来るさ」


 悪かったな。出来なくって……!!

 嫌みか……


「はい、一緒に食べよ~。杏華キョーカァ~ー~~」

 テーブルには見事に料理が並んだ。


「あのね~、さっきから杏華って呼ぶなって

言ってるでしょ! 彼氏じゃないンだから~~~!!」


「いっや~、だって、オレ、そ~いうの。

 気にしないタイプじゃん」


「知らね~よ。あんたが、どんなタイプか」


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