第7話 またまた

 旅人は、ゆったりとソファに座った。

「う~ン、ここならいいや」

 さも満足気な様子だ。

 大きなリュックを放り投げた。


「え? 何が……」

 嫌な予感がした。

「う~ン、少しの間で構わないから泊めてくれない」

 リュックの中身をゴソゴソと探している。


「はァ~ー~ーー…❓❓❓」

 何、言ってンの、こいつ……?


「ほら、ツレが、子供できちゃってさぁ。オレ、邪魔ジャン」


「って、知らないって~……!

 あたしのトコだって充分、邪魔よ」


「またまたァ~ー…😆🎶✨」

 何が、またまたよ~……

 お前にはデリカシーッて言葉がないのか。



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