鳳麒凰麟伝外伝〜藤少納言と大納言の姫君〜

ゆきこのは

この物語の舞台設定

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《登場人物》


雅晴まさはる……少納言しょうなごん藤野雅晴ふじののまさはる

 数え十八歳の青年。

 一年前に今上きんじょう御門みかどから、少納言の位を賜る。

 実は今上の御門とは昔からの主従関係であり、現在は今上の御門の侍従も兼ねている。



克久かつひさ……近衛少将このえしょうしょ源克久みなもとのかつひさ

 先々代の御門の孫で、今上の御門とは従兄弟同士。

 母が今上の御門の乳母であったことから、乳兄弟でもある。

 今上の御門の護衛を務める。


治信はるのぶ……中務少輔なかつかさしょう楠野葉治信くすのはのはるのぶ

 古くから御門の御一門ごいちもんに仕える楠野葉家の嫡男。

 今上の御門に古くから近習として仕えていた。

 今上の御門の影を務めることもある。



・今上の御門……八万十やまと国の国主である、当代の御門。

 先の御門のニノ御子で、即位前はニノ御子・泰久やすひさの名で呼ばれていた。

 数え二十歳のまだ若い天子でもある。



大納言殿だいなごんどの……大納言だいなごん藤野則貞ふじのののりさだ

 大貴族、藤野氏をまとめるうじ長者ちょうじゃ

 息子が三人、娘が一人いる。



・大納言の姫君……呼称は“若桜姫わかさひめ”。

 大納言の一人娘である、数え十六歳の少女。



《この物語の基本用語》


八万十国やまとこく

……綾海あやうみと呼ばれる海に浮かぶ島国。

 国主は御門みかどであり、御門の御一門ごいちもん二大皇祖神にだいこうそしんの末裔だと言われている。



二大皇祖神にだいこうそしん

……女神めがみ天日媛命大神あまひひめのみことのおおかみ男神おがみ天月彦命大神あまつきひこのみことのおおかみのこと。

 八万十国に伝わる国造り伝説の中に出てくる姉弟神。

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