第1074話 『山の夏の日』 ダンディ
ヴァンサン・ダンディ先生(1851~1931)は、交響曲『フランスのやまびとの歌』が、名高く、わりに良く聴かれる傑作であります。
で、その次はなにかな?
と、くると、やましんみたいな、しろとは、ぐぐっ、と詰まるところです。
交響詩『ヴァレンシュタイン』という作品がありますが、スメタナさまに『ヴァレンシュタインの陣営』という曲がありまして、間違いそう。
イギリスのシャンドスレーベルから、管弦楽全集の録音がでておりますが、予算がなく、聴いていません。
この作品も、交響詩的な作品ですが、自然と語り合う風情であります。
ダンディ先生は、そうした自然を意識している場合が良くあるような感じ。
今、聴いていますのは、マレク・ヤノフスキさまの指揮によるものです。(apex 0927 49809 2)
全体は、三つの部分からなります。
『第1楽章………暁』
『第2楽章………午後』
『第3楽章………夕暮れ』
第3曲が、なんとも、じゅわじゅわで、『うつうつ』的にて、当選。(今日は投票日)
⛰️⛰️⛰️
最初のあたりは、ドビュッシーさまと、ラヴェルさまと、ワーグナーさまと、リヒャルト・シュトラウスさまが、同盟を結んだような趣があります。
ダンディさまには、日本人の名高いお弟子さまも、四人はいらっしゃいまして、近衛秀麿さまは、パリで師事したことがあるようです。
近衛秀麿さま(1898~1973)は、山田耕筰さま(1886~1965)とともに、日本のクラシック音楽界の育て主さま。長生きで、やましんが高校時代あたりまで、ご健在でありまして、録音もけっこうあります。
また、高木東六さま(1904~2006)も、師事したとのこと。
高木さまは、皆さまよくご存じの方でありましょうし、日本にあっては、やはり、ダンディさまより名高いかと。また、さらに、たいへんに長生きされまして(102歳)、シベリウスさま(91歳)を越えた、まれな作曲家さまです。なお、高木さまは、ラヴェルさま(1875~1937)の『ボレロ』の初演に立ち合っていたのだそうです。(1928年 ………平林直哉さま『クラシック名曲 初演&初録音事典』参照)
世の中は、長いような、短いような。
◇◇◇◇◇Δ◇◇◇ うつ 🌋 うつ ΔΔΔΔΔ●●●□□
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