第1063話 『小オーケストラのための組曲作品37』 クラミ
ウーノ・クラミ先生(1900~1961 フィンランド)お久しぶりです。
これは、1946年の作品です。
クラミ先生は、特段モダニズムには走らず、といっても、過去に寄りかかりもせず、フィンランド的というより、フランスのラヴェル先生やら、ロシア出身のストラヴィンスキー先生やら、まあ、当時のフランス楽壇の影響を強く受け、また、フランス音楽の権威みたいなところでもあったような。
しかし、この組曲には、なんとなく、シベリウス先生的かなあ、という風情がありまして、特に、3つの曲の中の第2曲、インテルメッツォは、たいへんに、じゅわじゅわな、良い癒し度を持ってる音楽です。
シベリウス先生同様、クラミ先生は、管弦楽の扱いが得意分野でありましたようで、3曲めなどは、小さいながらもその片鱗を見せてくださいます。
このCDは、スウェーデンBISのCD-806、でありますが、その中の『ピアノと弦楽合奏の、ヘンデルへのオマージュ 作品21』などは、わりに、静かなイメージが強い、たいへんに、やましん好きする音楽が聴かれます。
現代にあっては、平和で安全なイメージが強い北欧ですが、なぜか、急に暗雲がのぞき込んでいるような。
あ、このあたりは、『今日のひとりごと』に譲ります。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ うつ ⚔️ うつ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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