第1058話 『交響曲第3番ハ短調作品44』 プロコフィエフ


 プロコフィエフ先生(1891~1953)の交響曲としては、第1番と、第5番が有名ですが、こちら第3番も、傑作と言われます。


 でも、一般的な人気は、いまいちかな。


 頭から、狂暴な開始でびっくしさせられますが、内容は五色の飴か、ビーフステーキか、ピロシキか、そこは、人によりますでありましょうが、休むことなく、次々に場面転換しながら進みます。


 第1楽章。


 『かあさん、おかたがこりますね。』


 の旋律を、短調にひっくり返したような主題も現れますし、後半は、ちょっとばかり、シベリウス先生に接近するような風情もあります。


 第2楽章。


 ここは、じゅわじゅわ気味な~つまり~『うつうつ音楽』です。


 子守唄のような、まあ、子守唄にしては、複雑ですが。


 第3楽章。


 皮の、部分は、ちょっと固め。


 でも、中間部は、けっこう、じゅわじゅわです。


 ここは、弦楽器が活躍します。


 第4楽章。


 華々しいけれど、あまり、お祝いではないです。


 1928年の作品です。


 プロコフィエフ先生は、かなり、謎だなあ。




◇◇◇◇◇◇◇◇ うつ 🎩 ◇◇◇◇◇◇◇◇


 

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