第890話  『歌劇《さまよえるオランダ人》から《水夫の合唱》』 ワーグナー


 これは、一種の怪談です。


 オランダ船(幽霊船)の呪われた船長さまが、救われるかどうかの恋のお話し。


 で、ノルウェー船の水夫のみなさまの合唱と、そこに絡んでくる幽霊船側の水夫のみなさまの、歌合戦みたいな場面。


 ワーグナー先生(1813~1883)の初期オペラの傑作とされますが・・・


 やましん、ワーグナーさまは、めったに聞きません。


 でも、この場面など、やはりライブが良いです。


 まあ、昔のライブは、舞台の音がばんばん入るんで、音だけ聞くと、かなりやかましい。


 ポルターガイストみたい。


 やましんが良く聞いたのは、かつてフィリップスから出ていた廉価版のLPです。(FG-330)


 これは、あの、サヴァリッシュさまが指揮をした、1961年、バイロイトでの録音とのこと。


 なんで、音楽以外の音が凄まじいのですが、幽霊ものですから、かえって迫力は満点以上です。


 やはり、オペラは、ライブが良いよなあ、とは思いますが、このバイロイトの祝祭劇場は、訪れたこともないですが、客席は、たいへん狭くて、ぎゅうーぎゅうになり、一度入ると、お手洗いもままならないという、けっこう過酷な世界らしいです。


 まあ、もう行くことはないですし、あまり行きたいとは思わないですが、ファンの方には、やはり聖地。


 ワーグナー先生が、暗がりから、じっと見つめているような気もしますが。 


 1842年の作品。


 序曲も、単独でよく聞かれます。




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