第837話 『星は光りぬ』(歌劇〈トスカ〉より) プッチーニ

 ヴェルディ先生よりは、一回り小型とみなされてるプッチーニ先生(1858~1924)ですが、その音楽には、独特の魅力があります。


 また、現代の入り口まで生きていた方ですし、そのぶん、親しみやすい要素があるんじゃないか、しら、とも考えたりします。


 『トスカ』には、たしかに、『蝶々夫人』に共通する語法もみられるのですが、そこをとらえたり、そのほか、理由がかさなり、『蝶々夫人』の初演では、大失敗になったのかしら。


 有名なスキャンダルですが、『トスカ』は、聴衆からは、喝采で迎えられたとのこと。


 ただし、専門家筋からは、マーラー先生から酷評されたり、あまり、評判がよくなかったらしい。


 まあ、マーラー先生は、普段、酷評される側でしたし。


 さて、かつて、冬のトリノ・オリンピックで、荒川選手が使用したことから、あっちこっちで聞かれたのが、『トゥーランドット』(未完)の『誰も寝てはならぬ』だったことは、まだ記憶に残っているところでありましょう。。


 しかし、アリアとして、やましん個人は、この『星は光りぬ』がすき。


 つまり、かなり、じゅわじゅわなのです。


 『トスカ』は、1800年6月のローマが舞台。


 主人公、歌手のトスカ、と、画家カヴァラドッシ。


 悪役に警視総監スカルピア。


 プッチーニ先生が作曲するに至ったのには、いくらか紆余曲折があったようで、もし、台本の大幅な変更があれば、ヴェルディ先生が書いた可能性もあったらしいとか。


 第1幕には『妙なる調和』


 第2幕には、『歌に生き恋に生き』


 で、第3幕に『星は光りぬ』があります。


 テナーが歌う部分は、必ずしも多くはないけど、だんだん盛り上がって、悲痛な終わりかたになるのは、非常に印象的で感動的。


 最後は、主人公が2人とも死んでしまう、なかなか凄惨な悲劇だけれど、大変人気があります。


 やましん、全体は、昔、テレビで見て以来、なんだか、見ていない。


 手もとにあるDVDは、亡きシノーポリさまが指揮したものと、もうひとつ、まだ開封もしてない最近買ったのがあります。


 CDもあるのですが・・・・・。


 持ってるだけでは、あんまり意味はないか。


 最近、オペラは疲れます。


 アリアだけなら、大丈夫。


 初演は、1900年1月14日。


 19世紀最後の傑作オペラ、というわけです。


 日本では、なかなか東京以外では、本格的な上演は見る機会がないです。


 いまは、なおさら、出来ないし。


 DVDもCDも、けっこう高くつく。


 そこで、一般サラリマンが、あまりオペラに入れ込むと、破産しかねないので、注意が必要。(単なる推測です。)




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