第602話 『ハープ協奏曲変ロ長調』 ヘンデル

 本来はオルガン協奏曲だとされていますが、この第6番とされる協奏曲は、1736年に、『アレキサンダーの饗宴』の幕間に演奏されたらしく(それが慣例で、人気だったとか)、オルガンバージョンと、ハープバージョンと、リュートバージョンがあるようです。


 問題は、どれが、オリジナルなのか、なんですが、わかりません。はい。


 この作品が、世界初の、ハープ協奏曲と、されるようですが、あまりに有名すぎて、なんだか、すごーく近い時代の作品のイメージがあります。


 じっさい、ヘンデル先生は、大バッハ先生と同い年なんですが、イギリスで活躍した分、現代に近寄った感じがあります。


 音楽から言えば、わりと、旋律優位な感じがあります。


 対位法中心のバッハ先生より、和声音楽寄りなイメージがあります。


 まあ、やましんごときが言えば、信用性は低いですね。


 ともあれ、この第1楽章の音楽を、聞いたことないなあ、と、おっしゃいますほうが、もしかしたら、少数派かも?


 テレビ、ラジオでも、ひっぱりだこであります。


 うつうつか、うきうきか、は、別れるところでありましょう。

 

 あえて言えば、モーツァルト先生の、ピアノ協奏曲ハ長調K.467の第2楽章みたいなものでありまして、有名過ぎて、なんとなく、逆に、近寄りにくくなっているような。


 よくない、自意識過剰です。


 

・・・・・・・うつ  🐼  うつ・・・・・・・・・・・・・・・・ 


  

 

 

  


 

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