第573話 『弦楽四重奏曲第1番』 バルトーク

 ベートーベン先生によって、もう、これ以上、どこにも行けないだろ?


 という、宇宙の限界まで行ってしまったような、弦楽四重奏曲の分野で、まだまだあ!先はあるのだ!


 と、実行してみせた作曲家さまは、例えば、ドビュッシー先生や、ラヴェル先生や、シベリウス先生など、一発勝負にかけた方は、ちょっとおいといて、やはり、バルトーク先生と、ショスタコーヴィチ先生であります。


 もっとも、現在は、もっと広い視野が必要な気もいたしまして、例えば、北欧ならば、カール・ニルセン先生の4曲、ステンハンマル先生の6曲などは、ほとんど、ひけをとらないくらい、優秀なんじゃないかしら、もっと、聞いてみたい、ところであります。


 それもともかく、なかなか、このあたりは、やや、いまだ、マニアックかもしれませんが、バルトーク先生に関しては、絶対的と言ってよいくらい、評価が高いです。


 ショスタコーヴィチ先生もそうなのですが、こちらは、やましんには、かなり、ねくら、の、イメージが、あって、聞くと大変面白いだけに、もったいないところでありまして、ま、これからであります。もう、時間切れなかんじもあり。


 バルトーク先生の第1番は、1909年の作品で、なんでも、先に登場いたしました、シュテフィ・ゲイエル(ガイヤー)さまに捧げた、ヴァイオリン協奏曲第1番とも、関連性があるのだそうであります。


 みっつの楽章が連続しておりますが、最初

、ちょっと、とっつきにくいかも、知れませんが、なかなか、じゅわじゅわな調べが、知らん顔して覗いてみたりいたします。


 どうも、若いバルトーク先生、マックス・レーガー先生に憧れていたりしたようで、一方、コダーイ先生との、民族音楽の研究も始めていたらしく、なかなか、一言では決まらない、多彩な雰囲気がありますし、じゅんわりした第1楽章から、活動的な、宇宙空間的終楽章にいたる、成り行きが、大変に面白いです。


 しかし、楽しいか?


 と、言いますと、それも、なんだか、やや、違うような。


 そこは、まだの方は、聞いてみてやって、くださいませ。


 やましんがきいておりますのは、日本人だけのころの、東京クヮルテットの録音であります。


 

・・・・・・・うつ  ✴️ うつ・・・・・・・・・・・・

 


 


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