第462話 『ピッツバーグ序曲』 ペンデレツキ

 3月29日に、巨匠ペンデレツキ氏がお亡くなりになったとの、訃報が入りました。


 1933年生まれの、86歳。


 ポーランドの作曲家さんでありますが、日本人にとって、やはり名高いのは、『広島の犠牲者に捧げる哀歌』であります。


 弦楽器中心に、トーン・クラスター(同時に違う音を一ぺんに出してしまう。)を多用する作風でしられますが、この『ピッツバーグ序曲』は、ブラスのための作品です。


 ただし、打楽器も活躍します。


 1967年の作品なので、まだ、若い時代。


 楽譜を見たことないですが、これは、たいへん、演奏は難しいでしょう。


 いわゆる、現代音楽なのですが、聞く側には、なかなか、面白いです。(言い方悪いかもしれませんが。)


 やましんには、理屈は付きませんけれど。


 ある種、神秘的でもありますが、神秘主義ではないです。


 きわめて、現実的。


 さいご、ティンパニの一発できちんと締めるのも、好感度高い。


 ペンデレツキさまは、作曲の基礎に、常にカトリックとしての、確信があったようですが、それは、聞く側に、必須な訳ではない、と、あほのやましんは、考えております。


 そうでなければ、音楽は、成り立たない。


 また、20世紀の巨匠がいなくなりましたねぇ。


 仕方ないことですけれど。


 いなくなるのは、巨匠じゃない人も、みな、同じです。


 ご冥福をお祈りいたします。


 


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