第421話 『ヴィオラ協奏曲』 アラン・ペッテション

 ペッテション先生は、以前『第5交響曲』など、登場いただきました。


 大酒のみで、暴力をふるうおとうさんと、病弱なおかあさんのもと、末っ子にお生まれになり、苦労のうえ、作曲家になりましたが、ご自身も、ご病気のため、ペンを持つことさえできなくなり、わりと、早くお亡くなりになりました。(1911~1980)


 なかなか、日本の批評家さまからも、いまひとつ、評価がもりあがらなかったか、やましんの、虎の巻『交響曲読本』(1995年音楽之友社)にも、『交響曲第7番』しか出ていませんが、なんと、16曲の完成した交響曲が残されております。


 一方、なかなか、作品が多くはないだろう、『ヴィオラ協奏曲』を残してくださっているのは貴重。

 

 しかも、今井信子さまによる、録音があるとならば、日本からの応援は、必須❗(スウェーデン BIS-CD-480)


 解説を、ちら、と、見ますと、1980年に、ペッテション先生が、お亡くなりになったさい、ドイツの作曲家、ペーター・ルツィッカさまが、(読み方違うかも、P.Ruzicka)残されていた、マニュスクリプトのなかなから、発見なさったのだそうであります。


 ペッテション先生の交響曲は、単一楽章で、40分くらいかかる、のが、普通でありますが、この協奏曲は、単一楽章でありますけど、ちょっと短めで、30分足らず。


 作曲されたのは、1979年のようであります。


 やましんは、聴力に問題があり、BISの録音は、ダイナミックが広くとられているため、小さな音は、やましんには聞こえず、大きな音は、頭の中で爆発します。


 ヘッドホンは、嫌い❗と、きてます。


 よって、なかなか、全体が聞こえにくいのですが、あまり、ソロが派手に浮き上がらず、管弦楽と共に、語り合いをするみたいな感じです。


 ペッテション先生、どきどき、金管が叫ぶのですが、これが、しべ先生の偉大な叫びとは、また、違う、孤独な狼さんみたいな、ま、これまた、たいへん魅力的に叫びます。


 やましん、これ、大好き‼️


 また、フルートとかが、ふっと、ひとりぼっちにされたりするのも、好き❗


 ま、それは、些細なことで、全体的には、管弦楽全体が、わさわさと、社会から、なぜか、隔離されてる、あるいは、そう、感じてる人々の、不安や、抵抗や、優しい苦しみなんか、語るように歌うように、延々と、しゃべったりするのです。


 で、ときに、叫ぶのです。


 だから、やましん、などの、くりごとを聞きあきた上司が、我慢できず、


『で、いつ、できるように、なるんですかあ( ̄□ ̄;)!!⁉️』


と、叫ぶのでありますが(実際、そういう、場面があり、そこをもって、やましんは、33年半の勤務をしましたが、もはや、お役には立たずと、退職させていたはだく、決心させていただいたわけです。)ま、そんな、情景かもしれません。


 しかし、お医者さまなどは、もう、何年間も、同じフレーズを、聞いてくださいます。


 考えてみれば、有難いことで、あります。


 で、ありますから、ペッテション先生の作品と、お付き合いするには、多少の我慢が必要です。


 そこから、なにか、引き出せるかどうかは、聞き手さまの、あり方によるのでありまして、それは、ただし、『良し悪し』というような、わけでは、ありません。


 さっぱり、わからないと、思っても、別に、問題はありません。


 それで、普通なのです。


 でも、なにかを、得られたら、それはそれで、良いことであります。




・・・・・・うつ 😭 😭 😭 うつ・・・・・・・・・・・・・・


 


 


 


 


 


 

 




 

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