第412話 『大地の歌(ピアノバージョン)』 マーラー
『交響曲大地の歌』といふくらいですから、管弦楽を要する曲であることは、だいたい、当たり前みたいに思えます。
また、貧乏学生さんや(失礼)、貧乏アマチュアなどは、協奏曲を演奏する場合、または、管弦楽伴奏歌曲を歌う場合、オケを雇うなんて、まずなかなか、できませんから、ピアノ伴奏で、やるのは、あたりまえで、そのために、有名な作品には、ピアノ伴奏版楽譜が出てる場合がおおいです。
作曲家自ら作ってる場合もあれば、たにんさまが、わざわざ、やって差し上げてる場合もあります。
で、『大地の歌』の場合は、まー先生が、入念な、ピアノバージョンを、作っていたのです。
それも、かなり、込み入って、作っておりまして、専門家の解説を見ますと、単なる、練習用とか、代替品といふのではなく、『歌曲』として、独立させていたと、言った方が良いらしいのです。
だいたい、楽章のタイトルが、もう、ちがいます。
第三楽章は、『陶土造りの園庭』ですが、オケバージョンでは、『青春について』。
第四楽章は、『岸辺にて』ですが、オケ版は、『美について』になっております。
さらに、伴奏そのものも、かなり、異なるといふことで、まー先生は、ビアノと、管弦楽版は、はっきり、区別して書いたようです。
それぞれ、独立した、『作品』、と、いう、わけです。
ただ、まー先生、その後、一年程度で亡くなっておりまして、まだ、完成した‼️では、なかたのかも。
西洋音楽、最大の『うつうつ音楽』であります。
管弦楽と違って、あえて、言いますれば、水墨画てき世界であります。
可能でありましたら、両方聴いてみては、いかが?
なんか、うきうき、しません?
・・・・・・・うつ ⛰️ 🌋 うつ・・・・・・・・・・・・・・
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