第406話 『ヴァイオリン・ソナタ第1~第3番』 グリーグ

 グリ先生の、『ヴァイオリン・ソナタ』3曲であります。


 第1番ヘ長調は、1865年(シベリウス先生が生まれた年です。)


 第2番ト長調は、1867年に書かれました。


 最後の第3番ハ短調は、ずっと飛んで、1887年です。


 たいへん、興味深い気がいたしますのは、あまり、作風に、大きな変化は感じられないことです。


 たしかに、音楽は、しろと目にも、やはり、第3番が、一番緻密で、隙がありません。


 しかし、グリ先生の作風は、生涯通じて、大変革はしなかった、と、いう感じです。


 そこが、グリ先生の、持ち味です。


 なので、三曲とも、じゅわじゅわな、まことに、よい、癒し系音楽になります。


 ま、いくらか、好き嫌いはあるでしょう。


 合唱団のある大先輩は、『幽霊が出そうな音楽』と、おっしゃっていましたが、たいへん、イタリアのあたりの、カンツォーネなどが大好きな方ですから、なるほど、と、いうところは、ありますな。


 やましんは、北欧の音楽が大好きで、本人も、いささか、幽霊みたいな、つかみどころがないやつ、ですから。


 とはいえ、北欧系のヴァイオリン・ソナタとしては、一般的に、一番名高い作品であります。


 フルート用に編曲して、演奏されることも、あります。 


 グリ先生は、ピアノの名人でありましたから、ヴァイオリンとピアノの、丁々発止のやり取りも、なかなか、聞き所です。


 




・・・・・・ うつ 🎻 🎹 🎻 うつ・・・・・・・・・・・・・・・


 



 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る