第290話 『あおひげ公の城』 バルトーク

 これを聞きながら寝ようなどという、おろかなことを考えたのが、そもそも間違い。


 一幕ものの、オペラの中でも、最高に暗く、気味が悪い傑作。


 最初、テレビでみて、強烈な印象をいただいたので、そこからは、抜け出しにくいのです!


 前口上のあと、登場人物はあおひげ公と、ユディットだけ。


 場面の転換もなく、七つの扉がある同じ場所で終始演じられます。


 愛、好奇心、疑い、占有欲、支配欲、秘密、超常的世界観、独特の音階、夢物語、現実、しかも、聞いてる人間が、かなり、危ないやつだ!(やましんです)


 まだ、むかし、職場から放逐されていなかった時期に触れて以来です。


 あのころは、客観的でいられた。

 

 でも、『うつうつ』としては、大変危険な部類の音楽。


 聞き手の、次の行動に、問題が生じるかもしれない。


 取り扱い最大注意。


 これはたいへんだあ。


 やましんの精神が、台風が近づく中でも航海する大揺れの、フェリーみたいだ。


 波のまにまに、見えたり沈んだりしている!


 やましん、ピンチ!!


 おぼれるかも、しれない!




・・・・・うつ 🧔 👸 うつ・・・・・



 

 

  

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