第288話 『フルートとハープのためのソナタ』 ダマーズ

 ジャン=ミシェル・ダマーズさま(1928~2013)は、現代フランスの作曲家さん。


 やましんは、アマチュアでフルート吹くので、ときに、こうした作品が出てくるわけです。


 たいがいの、現代に生き残てる楽器さんには、それぞれのための練習曲や、独奏曲、アンサンブル曲などがあって、その楽器をする人たちには有名なんだけど、そうじゃない人には、あまり親しみがない『作品』というものは、けっこう、あるはずです。


 たとえば、フルートで言いますと『アルテ』といえば、学習者で知らぬ人はまずないであろうと思いますが、一般の音楽愛好家からは『ふん?え、歩け?』みたいな感じになるかも。(フルートを学び始めると、まず間違いなくやる練習曲集。初歩からかなり高度なものまで幅広い。)


 その大量の作品さんのなかでも、ごく一部の作品さんたちが、そうした、垣根と言いますか、境界線と言いますか、そこを超えて、超有名になってるわけです。


 まあ、ごく一部の、大企業のエリートさんとか、中央官庁のキャリアさんとか、あるいは、有名なアイドルさんとか、そうした感じかな。


 それ以外に、多くの、頂点まではなかなか届かないけど、でも、その領域では、親しまれている、良い作品さんたちが、たっくさんあるわけです。


 この曲も、そうだ、なんて失礼なことを言うつもりはございません。


 まあ、実際に聞いてみていただければ、そこはご理解いただけるであろうという、じっつに良い、じゅわじゅわな音楽。


 作曲されたのは、1964年で、もちろん、やましんよりも、大分若い。


 作曲年代を考えれば、『保守的』な作品と言えば、まあ、そうなのかもしれないですが、アマチュアの聴く側から言えば、こうした良い音楽に『保守』も『革新』も『中道』も、関係ないでしょう。


 フランスからは、こうした雰囲気の作品が、沢山生まれております。


 伝統的な書法と、新鮮な新しい響きが、不思議な調和を保つのです。


 全4楽章。


 でも、15分程度で、そう長くはないです。(まあ、15分かかる歌謡曲は、長いかもしれないけど。)


 ダマース様のお母様は、ハーピストだったんだそうでありまして、きっと、親しみ深かったんでしょうね。


 でも、ハープが、お家に入ったのならば、相当大きなお家でなければならないはずです。


 やましん宅だと、天井を突き抜け、床が抜けると思われますからね。



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