リハビリと暇つぶしを兼ねた短編を書くだけ(失踪するかも)
猫城
第1話
小さい頃はタバコだけは絶対に吸わないだろうな、と思っていた。
カーディガンのポケットから5ミリのタバコを取り出し、ライターで火をつける。
タバコを吸う時はイライラする時か、それとも頭が痛い時だけだ。
煙が上に上がっていく。
将来的に、早く死ぬかもしれない。
それでもいいかもしれない。
私の周りでは人が早く死にすぎる。
50まで生きることが出来たら、私は長生きしたほうだろうと思う。
煙を吸いながら私は雨の匂いを感じ、そう考えていた。
あまり吸っていないタバコはいつの間にかのこり少なくなっていた。
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