17

「上」と書かれたメモの天地をひっくりかえして眺めていると、メモの記号がだんだんと、「下」という漢字に見えてきた。つまり暗号の表す数は、「16の下」の番号である「17」だろう。ぴよ影はそう考えてみた。――が、どうにも記号が「下」ではないような気がしてならない。


 ひょっとしたらこの記号は、この部屋の台帳のように、何か物を数えるための記号なのかもしれない。ぴよ影はもう一度考えてみる事にした。


「火」の間へ戻る → 16へ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883288598/episodes/1177354054883288928

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