15
今朝、卵掛川を出てから何も口にしていなかったぴよ影は、じっと食材を見つめていた。白と赤に綺麗に茹であがった美味しそうなタコ!! 思わずぴよ影は面頬を外して、口いっぱいに頬張った。プリプリとした食感が楽しく、噛めば噛むほど味が染み出てくる。実に美味しい!!
ぴよ影は、もう一口、もう一口とつまみ食いを続けた。すると突然、ぴよ影は猛烈な眠気に襲われた。任務中に眠ってはいけない、と必死で耐えようとするぴよ影だったが、その瞼はとろんと落ちてしまい。すやすやと眠りに落ちてしまった。
やがて、ぴよ影は見回りに来たヤマバト勘助に発見されてしまい、あっさりと捕えられた。
「ホホーッホッホッ。こうも続けてやすやすと眠り薬入りの罠に引っかかるとは、卵掛川のSHINOBIは腹ペコな奴ばかりだのう」
牢へと閉じ込められたぴよ影とぴよ乃には、悔しそうにヤマバトを睨みつけることしかできなかった。
★ GAME OVER ★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます