ひめてん昔話(浦島太郎、セラ編)

「あらぁ? 浜辺で亀が子供達にイジメられてますぅ」



「ユーキの元許嫁だからって、ユーキに馴れ馴れしくするんじゃないわよ!」


「変態キャラが私とカブってるのだよ!」


「あ……えと……レノさん、ごめんなさい!」



「うん、見なかった事にしましょぉ」


「うおぃ! セラ‼︎ 兄がイジメられてるのに無視するんじゃない‼︎」


「ええ〜、だってレノはドMなんだからぁ、むしろ嬉しいでしょぉ?」


「うむ、確かに体罰に罵声が加わって中々の快感……じゃない‼︎ 浦島太郎がここでスルーしたら話が終わってしまうだろう⁉︎」


「もう、しょうがないですねぇ。じゃあ……あなたたち、ダメですよぉ」


「うむ、それでいい」



「やるならぁ、もっとこのぐらい徹底的にやらないとぉ」


「わ〜い! やっちまえ〜!」


「え⁉︎ 違っ! そうじゃなくて……ああ、でもツボが分かってるセラが加わった事で、更なる快感が!」



「僕、竜宮城でずっと待ってるんだけど……」

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