涙目の僕

中川クレイ

第1話

僕は自殺者の様に陽気にちゃんと死ねるよう貨物列車が通過したとき、その美しい人が手をひっぱり、ノンノンと言った。その人は流れ川という町に連れていき、メロンスペシャルという飲み物をすすめられ、1万8千円持っているか?と聞き、僕の財布からアメックスを確認して、レミーマルタンXOを頼まれ、僕はワインだけはやめてくれ、ロマネコンティだけは、注文しないでくれ、と泣きベソかいて、あんた死ぬんじゃないの?死ぬ気で頑張ってくださいと言われ

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