第4話 エモノはどうやって仕留めればいいですか?

かろうじて二足で立てるようになりました。

……そのおかげでとても楽しいし、ひどく疲れてしまうんです。

ご飯……足りないです、犬のおかあさん。


獣は立ち上がって茂みに体をめり込ませながら、ワン。


取りに行こうとでも言うのですか、

この幼子と一緒に?


足踏みして、お犬様はフンス。

……急かすような、呆れているような感情は伝わるけれど、

言葉が通じないって不便ですね、おかあさん。


今は、犬さんの狩りを眺めてます。

私の参加は走れないとどうにも……あっ。


(罠……作ってみよう)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る