24.狩人の世界


 弓矢の練習が始まったのは、昼食を食べてしばらくしてからだ。

 表向き、緊迫感を出さないように、陽気に会話を続けていたものの、正直、シャーは、自分が何を食べたのか、どんな味がしていたのか、覚えていない。相手もそうだったのかどうかは、結局わからなかった。ザハークは、平然と、いつものように明るく食事をして、その後、一杯コーヒーをうまそうに飲むのだ。その様子は、いつもとまったく変わらず、恐ろしいほど平静だった。どうすれば、これほど冷静になれるのかというほど、彼は、一切、尻尾を出さない。

 それは、練習が始まっても同じことで、相変わらず、彼は姿勢を伸ばすように注意したり、狙いのつけ方に助言をしたりと、常と変わらぬ様子だった。

 ゼダは、最初のころに比べて、格段に腕が上がっており、少し離れた的の中央を余裕で射抜くようになっており、今日も上機嫌だった。そんな喜ぶ彼を尻目に、シャーは複雑な思いで矢を番えていたが、傍目には、さほど様子が変わらなく見えているかもしれない。今日はシャーも調子がよくて、なかなかいい具合に矢を射ることができていた。

 我ながら、なかなかカッコイイんじゃないだろうかと思うのだが、ギャラリーの女の子二人は、あまり反応してくれていない気がする。最初は心配していた様子のリーフィとラティーナも、シャーの様子が表面上元に戻ったせいなのか、今は、お茶をしながら談笑している状態になっていた。どうやら何かの話で盛り上がっているようだが、断片だけ聞いてみても、美味しいお菓子のお店の話や、流行の服の話などをしているらしいということがわかる程度で、シャーにはサッパリ理解できないので立ち聞きするのも早々にあきらめてしまった。女の子同士の会話だ。

 これが、女子の世界とかいうやつなのだろうか。あまり立ち入らないほうが身のためのように思う。

「おい」

 と、ゼダのほうについていたザハークが、不意に声をかけてきた。何だろう、と内心警戒していると、ザハークは小声になる。

「あの娘達、お前たちの知り合いというにしては、なかなかの美人ぞろいなのだな。どこで知り合ったのだ」

 と、彼は、談笑している二人のほうにちらりと目をやった。

「あ、ああ、まあ~ねえ~。ちょっと、色々あってね」

 警戒していたのに、そんなことかよ、と、シャーはやや拍子抜けする、が、とりあえず、気の抜けた返事をしておいたが、ザハークが本当にたずねたかったことは、そんなことではないらしい。

「ところで、お前の本命の娘はどっちだ?」

「えっ、まあ、その」

 いきなりそう突っ込まれて、さすがにそう来るとは思っていなかったシャーは、やや調子を崩す。

「い、いやぁ、こんなところでそんな……。そんな具体的なこと、いえないじゃん……ねえ?」

 さすがに二人に聞こえかねないところで、そんなこといえないじゃないか。あわててシャーが、お茶を濁すと、ザハークは改めてリーフィとラティーナを見比べつつ、

「まあ、どちらでもいいのだが、俺が見たところ、どちらも申し分ない感じに気も強いし、綺麗な娘でもあるし、お前には、ちと、高嶺の花すぎやしないか」

「えっ、蛇王さんもそう思うの?」

「うむ。特に、どっちかというと、あの料理に詳しい娘は、いろいろ苦労をしていそうな分、なかなか強敵だぞ。かなり実力を底上げせんとならんなあ」

 腕組みしつつ、割りに真剣な顔でそんなことをいうザハークに、シャーは、やっぱりか、と思いつつため息をつく。

「底上げねえ。努力してなんとかなるかなあ」

「住所不定無職をやめればいいではないか」

 不意に核心をついてくる彼に、シャーは首を振る。

「それが改善できれば、苦労しませんてば。で、でもよ、この弓矢をかっこよく的に当てたら、見直されたりとかしないかな。今から、本気出したら、どうだろ?」

「うーむ、どうだろうな。あの様子だと、ネズミ小僧が、あれだけ的中を連発しているのに、大して二人とも興味なさそうだからな」

 確かにそうだ。ゼダは、気にしてもいなさそうだが、もうちょっとキャーキャー言ってあげてもよさそうなものである。無視してなにやら話し込んでいるのを見ると、二人ともひどくつれない。

 ザハークは、やれやれと言いたげな様子だったが、ま、と明るく表情を変えた。

「まあ、ちょっと絶望的な感じもするが、世の中奇跡も起こることだ。とにかく色々頑張れ」

「うわー、何その言い方。何かほかにいい案あったら、教えてよね?」

 何の助言にもならないザハークの言葉に、そう返しつつ、シャーはため息をつく。

「どうだい? 蛇王さん、オレたち、なかなか腕が上がったろう?」

 馬鹿話をしているのに気づいたのか、ゼダがやってきて、そう声をかけてきた。今日は絶好調のゼダは、女性二人の冷めた反応も気にしていないらしく、シャーとは裏腹に機嫌がよい。ザハークもにこにこしつつ、

「うむ、そうだな。ずいぶんと上達したぞ。お前達はそもそも手筋がよかったが、予想以上にうまくなったので俺も嬉しいぞ」

 と、お世辞でもない様子で答えた。

「まあ、試験は合格といったところだな」

「おー、やった!」

 ゼダは、素直に喜ぶ。ザハークの前では、ゼダは基本的に素直なので、その童顔とあいまって喜ぶ様は本当に少年のように見えていた。

「あ、それじゃあ、ひとつ、合格祝いに頼みを聞いてくれよ」

「おー、何だ。俺にできることならきいてやるぞ」

 ゼダが、そう頼み込むと、ザハークは取り立てて警戒した様子もなく快く応じる。

「今度は蛇王さんがお手本見せてくれよ」

 ぼんやり二人のやり取りを見守っていたシャーは、はっとした。ゼダは、何気なしにそういったのかもしれない。もともと、ザハークの弓の腕について、彼は興味を持っていたのだし、実際、見てみたくもあったのだろう。

 ザハークは、と顔を見やると、彼は、少し困惑気味の表情だった。

「俺がか?」

「おう、そうだよ。蛇王さんは、俺たちに指導はしてくれたけど、見本見せてくれたことないもんな」

「はは、それは、俺は、ちょっと妙な癖があるものでな。初心者に俺の真似をさせるのはよくないと思ったのだ」

「でも、オレもコイツも、ちょっとは腕上がったんだろ。そのまんま、参考にしたりなんかしないから、一回見せてくれよ」

 ゼダがそう食い下がるのを見て、シャーも割ってはいることにした。

「そうだよ、蛇王さん、一回、蛇王さんの弓の腕も見せてくれよ」

 ザハークが、静かにシャーの方を見やる。シャーとしては、もちろん、ほかに思惑があるからそう口にしたのだ。

(こいつの本心を探るのは、今しかない)

 もちろん、表向きはそんな様子は出すつもりはない。シャーはあくまで陽気に言った。

「だって、蛇王さん、教えるのもうまいしさ。実際、結構な腕なんだろ。そりゃー、見たいよなあ」

 と、ゼダに仕向けてみると、ゼダは、素直にうなずいた。

「そうだよ。そんなもったいぶらないで、一回、見せてくれたっていいじゃないか」

「うーむ、そうだなあ」

 ザハークは、なにやら考えていたようだが、ふむ、とうなずくと立派な顎ヒゲをなでやりながらにやりとした。

「まあ、お前等の言うことももっともだ。もったいぶるほどのこともないし、お前達が弓の腕を極めるに当たって非常に参考にはなるはずだから、見せてやろう」

「おー、マジで? 蛇王さんいいの?」

 シャーが、そう煽ると、ザハークは力強くうなずいた。

「もちろんだぞ。だが……、そうだな」

 と、ザハークは、周囲を見回す。

「アレは、俺が射る的にしては、若干簡単すぎる。もう少し的は遠いほうがいいな」

「室内じゃ物足りねえってことかい? さすがだな、蛇王さん」

 ゼダが、やや感心した様子で言った。

「んじゃ、外でやろうぜ」

 シャーは、早速振ってみる。

「そうだな。では、表に出るぞ」

 ザハークはそういうと、酒場の隅においてあった荷物を探った。そして、袋の中から弓と矢を取り出した。そう、今日は彼は、袋に入れて表向き見えないようにしていたが、弓を持っているのだ。

 シャーに挑戦状を送ってきたその男は、矢を射掛けてきた。時間的に宿に戻る余裕はなかったとも考えられるし、彼がここに弓矢を持ってきたということは、シャーにある種の確信を抱かせてもいる。

「それでは、お前等も表に出るのだぞ」

 そういって、ザハークは箙を手にし、そこから矢を一本抜き取った。その矢は、美しい猛禽類の羽を使ったもので、鏃には特殊な意匠が施してあるように見えた。

 弓矢には、さほど興味がないらしいラティーナとリーフィは、屋内で新しく運ばれてきたお菓子を食べながら、まだ話し込んでいる。ゼダが、外に出て行くと一言声をかけていたが、外で見学するつもりはないようだ。

「さ、蛇王さんのお手並み拝見といこうぜ」

「ああ」

 ゼダに声をかけられ、シャーは、平静を装ってそう答えた。そして、先に外に出たザハークとゼダのあとをついて外に出た。


 


 太陽は、傾きかけていた。時刻でいえば、午後三時ぐらいになるだろうか。まだ外の温度は高く、真昼ほどではないにしろ、太陽の強い日差しが街に降り注いでいる。風はない。ほぼ無風だ。

 『カウス亭』を出たザハークは、ちらちらと建物の屋根のほうを見回している。

「何を探しているんだ、蛇王さん」

「的にちょうどいいものはないかと思ってな。お!」

 そういって、ザハークは、額に手をやって視線のちょうど向かいの屋根を見た。そのいくつかある建物の向こうで、赤い長い旗がひらめいていた。

「あれがいいな」

「へ? あんな遠いのを?」

 シャーは、素でそう聞き返す。確かに射程距離内ではあるようだが、いくらなんでも遠すぎやしないだろうか。そう考えて聞き返したのだが、ザハークは自信があるらしく、うむ、とうなずいた。

「ま、見ていろ。あの旗立ての金属部分の真下に当ててやる」

「ええ、そんなことできるのかい?」

 ゼダが、半信半疑の様子でたずねる。

「はは、アレぐらいならまあ余裕だな」

 先ほどもったいぶっていたザハークだったが、一旦やると決めてからは、妙に軽い。相変わらず何を考えているのかわからない。

 ふと、シャーは目をきらめかせた。

「ふうん、そんだけ余裕なら、ねえ、蛇王さん、もしかして、二本の矢で違う的をいることもできるわけ?」

「ん? 二本同時ということか? もちろん、俺ほどになれば、それぐらいのことはどうということはないぞ」

 自信満々のザハークの言葉をきいて、シャーはにやりとした。

「そうか、それじゃあ」

 シャーは、腰に挟んであった小さな手旗を取り出した。それは、カウス亭でゲームに使うおもちゃの手旗だ。先ほど、店を出る時に、シャーが一本失敬してきたものである。

「オレがこれ持ってそこの建物の前に立っているからさ。これも一緒に射抜いてみてよ?」

(これは、罠だ)

 シャーは、静かに緊張感を漲らせていた。

(挑戦状には、一人で待つと書いてあった。だが、実際のところ、どうだか知れねえ。一人で行ける相手なのか、そうではないのか。そして、この男が本当にサギッタリウスなのか、そうではないのか。コイツの本心を探る為には、これしかない。オレが標的の前に立てば、蛇王さんはオレを狙うことができる。もし、オレを殺すつもりなら、迷いなく射抜くはずだ……)

 それは危険な賭けでもある。文字通り自分を餌にするものなのだ。ある程度の距離があれば、うまくすれば避けられるし、どうにか致命傷は避けられると踏んでいたが、シャーにとってそれは危険なものだった。

 ザハークは、無反応だ。

「どうよ? 蛇王さん、できないわけじゃあないよね?」

 シャーは、挑発するように笑いかけながら、例の三白眼をザハークにくれる。

「ふっ」

 一拍おいて、ザハークが目を伏せて笑った。

 その笑い方は、どことなく厭世的で、今までの底抜けに明るかったザハークの表情とは一線を画していた。その瞬間、シャーの背筋に冷たいものが走った。

(なんだ、今の……!)

 が、顔を上げたときの彼はすでにいつもの彼だ。

「まあ、それもそうだな。せっかくお前達に披露するのだ。何の変哲もない芸当では、つまらぬというものだ」

「ふぅん、いいの、蛇王さん」

 シャーは、笑みを引きつらせた。

「ああ、あの旗のある建物の直線上……、そうだな、そこの建物の壁に背をつけて立て」

「ああ、わかったよ」

 シャーは、手旗を手にして、そのまま、指定された壁の前に向かおうとした。

 ふとみると、いつの間にか店の中からリーフィが出てきて、ゼダの横で、見物人の一人として加わっていた。

「あれ? リーフィちゃん、どうしたの?」

 そう声をかけると、リーフィは、かすかに微笑む。

「ああ。なんだか、楽しそうなことをしているので見に来たの。ラティーナさんは、中で待っているって」

「そ、そう」

(楽しい!? 冗談じゃないよ!)

 思えば、ラティーナと違って、リーフィは、ザハーク自身やその技量にも興味がありそうだった。思わず、気が抜けそうになったシャーに、不意にリーフィが目配せした。

「シャー、……気をつけて」

 ぼそりと小声でそういったリーフィの言葉に、シャーははっとした。リーフィは、まったく普段の表情のままだ。しかし、シャーやゼダから、ザハークの人となりや身なりを聞いている彼女は、昨夜シャーが話した人物が彼だと気づいているはずだった。だとしたら、今自分がやっていることの深刻さを彼女だけは気づいているのか。

「へへ、心配無用だよ」

 シャーは、やや強がりつつ、リーフィを見てにっと笑い、改めて気を取り直すと、指定された壁の前に立った。

 黒い服を着たザハークは、そうして対峙すると非常に威圧感のある大男だった。背だけ見ればジャッキールのほうが高いかもしれないが、雰囲気や体の大きさを含めて考えるとザハークのほうが大きく見える。

 その彼が、自分の弓の張りを確かめつつ、箙から矢を選別しているのを目の前で見るのは、さすがのシャーも、肝の冷える光景だった。

 この状態で、剣を抜くことができないわけではないが、いわば、この状態は俎板の上だ。ザハークは、同時に二つの的を射抜く、という難しい使命があるものの、十分にシャーを狙う時間を与えられている。これは、戦闘中の動く的を狙うのとわけが違う。シャーはこのまままっすぐ立っていなければならないし、ザハークは、その静止した的と一対一で対峙することができる。圧倒的にシャーに不利な状況だった。

 だが、それでも、この賭けには乗らねばならない。ジャッキールにすべてを話せば、情報が集まるまで待てば良いだけだ。馬鹿だ。と叱られるかもしれない。が、今、どうしても、シャーは、この男の本性を確認しなければならないと焦燥にも似た感覚を覚えていた。それは本能的な部分から来る欲求だったのかもしれない。たとえ危険を伴おうが、彼の本性を明らかにしなければ、このまま先には進めない。そんな気持ちだったのだ。

「小僧」

 不意にザハークの声がするりと耳に入ってきて、シャーは、はっと顔を上げた。

 ザハークは、すでに矢を二本番えた状態になっていた。弦を軽く引いた状態で、ちょうど狙いをつけているところ、といった具合だ。

「小僧、特別に、標的を狙う時の心構えを教えてやる」

 何を思ったのか、ザハークがふとそんなことを口にした。その彼の声には、普段の陽気さがすっぽ抜けて、どこかしら冷たく重い響きが感じられる。

「心構え?」

「そうだ。難しい的を狙う時の心構えだ」

 ザハークは、狙いを定めながら続けた。徐々に彼の体から、静かな殺気が発散されているのを、シャーは感じ取っていた。

「お前達は、矢を射る時、いったい何を見る? 的だろう? しかし、集中しきれていない時の人間は、周囲の雑多なものまで一緒に見てしまう。赤い色、青い色、黄色、ほかの色彩を目にしてしまい、そちらに気を取られてしまう。それでは、的を射抜くことはできない。だから、俺は、標的と自分自身以外の何者も、その世界に立ち入らせないのだ。その瞬間、隙だらけになることも考えず、自分と相手以外のすべてを黒く塗れ。塗りつぶすのだ。そして、それ以外の何者も、けしてその世界に立ち入らせない。それが絶対なのだ」

 ザハークの声は、太陽の下でどこかしら熱を帯びているようだった。その黒い殺気すら、じんわりと熱く、シャーを焼きそうなほど熱く鋭い。

「そうだ、何者であろうと、俺の世界には踏み入ることは許さん! たとえ、唯一信じる神でもな!」

 ぐっと、ザハークは、弓を引き絞った。ギリギリ……と軋んだ音を立て、弦がいっぱいに引かれた。

 その瞬間、ガラリと周囲の空気が変わった。

 もはや、ザハークは無言だ。彼が、今はもう、ゼダやリーフィの存在を認識していないのは明らかだった。そして、その熱い殺気をもはや隠そうともしなかった。その視線はするどく、挙動は獲物を狙う蛇のようだ。

 あの陽気なザハークと、今の彼は、まるで別人だった。冷徹な空気をまとい、焼けるような殺気を放ち、そして、その目は、彼の言葉どおり、標的以外の何者も見ていない。

 今の彼の世界には、果たしてシャーは黒く塗りつぶされているのだろうか。それとも、彼こそ標的としてその瞳に映っているのだろうか。

 シャーは、手旗を掲げたまま不動だ。ただ、ザハークの殺気に当てられたのか、冷や汗が、額を伝って頬に流れ、そのままぽたぽたと流れ落ちる。

 ああ、この殺気。まるであの時のアイツのようじゃないか。

 そう。青い空、黄色い砂、赤い血、そして、黒い殺意。シャーの頭にあの時の光景がよみがえる。

(あの戦場で、オレを射抜いたあの男の――!!)

 ズキリ、と左胸の古傷が射られでもしたかのように痛んだ。今のシャーには、あの時見えたはずもない、弓を引いた男の顔も表情もはっきりと見えるような気がした。

「行くぞ!」

 ザハークは、そう予告すると、矢を放った。矢は、ひょうと風を切りながら、まっすぐに彼の狙った標的に飛んでいった。

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