第48節
ミーナは掲げていた盾を下げた。光は消え、視界を遮っていた土埃も薄まりつつあった。爆発の中心にはベルが身動きせずに横たわり、背中に刺さった矢を除けば、その体には傷がついていなかった。周囲には灰と、がれきと、黒焦げになった死体があった。死体には兵士と農民の両方が含まれていた。
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