第23節

「偽りの神など信じるからこうなるのだ」ミーナは怒った声で、しかし眼前の光景に何ら動揺することなく言い捨てた。彼女の精神は目の前で頭を赤い塊に変えられた騎士の鎧のごとく堅牢だった。「ドラミン、鎧を」ミーナに言われ、ドラミンは祈りの言葉を唱えた。ミーナの鎧は光に包まれた。

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