のんのんのん

しっぽを振って


のんのんのん

ステップ踏んで


一緒に夜色路を歩いたね。


空色の眼で

気取って僕を見て

先に立って歩く君。



のんのんのん

近づいて


のんのんのん

離れてく


気まぐれの君。


悲しいと

沈んでると

泣いてると


決ままって

僕の頬を

舐めてきた


優しい君。



のんのんのん

僕は独り


のんのんのん

歩いてく



いつかふと

消えた君。


最後に逢ったのは

僕の誕生日。


気取った眼で

僕を見て


そっと花を一輪

置いてった

優しい君。



のんのんのん

ステップ踏んで


のんのんのん

僕は独り


夜色路を歩いてる。

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