あのさ、

俺には

「愛してる」って

わかりません。


でも、

俺は君を想うと

悲しくて寂しくて


逢いたくなります。



ずっと傍に居たいと

ずっと隣に居たいと

感じるのです。


俺には

「愛してる」って

わかりません。


だけど、

君を観ていると

とても

切なくなります。


俺と君の

この短い距離でさえ

恨めしく、感じるのです。



俺には、わかりません。


しかし、

君を胸にいだいていると

嬉しくて仕方がなくなります。


涙が溢れ出すのです。


君をずっと昔から

待っていた。

そんな風に感じるのです。


そして、

君はいつか

俺の前から去るのでは、


この腕から抜け出して

居なくなってしまうのではと

恐ろしくなります。



君が大切です。

君が必要です。

俺は君の前では

とても臆病になってしまいます。


俺は「愛してる」って

言葉がよくわかりません。


ただ、この気持は

この言葉でしか、

表せない。



あのさ、

俺は君を


「愛して」います。

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