書捨ての詩

イチカワ スイ

PINK ROOM(恋愛的)

夏休み

今はもう過去だけど

あの時わたしは怖がりだった。


あなたの手を握り

祭りの夜を歩いたね。


花火と胸の振動が

あの日の夜を思い出す。


もう、あなたは居亡いけど

もう、怖くないよ


あの時あの場所で

あなたとわたし

ふたりぼっちで歩いた夜道


今はもう

あなたは居亡いけど


もう、恐くはないよ。


あなたが隣に居てくれる

そんな気がするから。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る