火の如く 風の如く   風の章

羽曳野 水響

ご挨拶 

『当館』にお越しいただき、まずは御礼おんれい申し上げます。

 こちらは『戦国時代』をえがいた『伝奇でんき小説』でございます。いわば小さな事実や伝承でんしょうを積み重ねて作った、大きな虚構きょこうの『やかた』です。その際、構築こうちく、資料に基づき、当時の雰囲気ふんいきを出来るだけ忠実に再現しようと試みました。結果、登場人物が到底とうてい容認ようにん行為こういを行い、状況におちいることになります。あくまで時代を描いた結果であり、作者本人が、かような行為もしくは状況を、容認又は推奨すいしょうしているわけではありません。登場人物はあくまで架空かくうの存在であり、実在じつざいの人物の名誉めいよを傷つける意図いとは誓ってございません。若年じゃくねんの方、あるいはこの時代ならではの慣習かんしゅうもしくは道徳になじめない方の閲覧えつらんをご遠慮えんりょいただきますよう、あらかじめご注意申し上げます。

 お聞き届けいただき、ありがとうございました。

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