第53話

 さて、お話変わって。

 小田原学園の部活に『超能力部』というのがあったらしい。

 なぜらしいとフワフワしてるのか言えば、ボクたちが入学したときにはすでに名札ネームプレートだけしか存在しなくなっていたからだ。




 今はどうなっているかというと……。




「ねえねえ、アイちゃん聞いてよ」

と、マインちゃんがほおづえをつきながら、そう言う。

「なあに、マインちゃん?」

 アイちゃんはなにか料理を作りながら、返した。




 そうである、今はアイちゃんやミーちゃんのであるそこは、元は超能力部の部室であったのだ。






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