第37話

 赤いASが、手に持ったマシンガンを速射すると、基地に駐屯していた量産型ASは穴だらけになって、そのまま倒れた。




「くそ。さすがに多いな」

『左後方に、敵AS3機』

「知ってるよ、まったく」

 アイは、ウンザリした口調でそう言った。




 彼女たちは、ASで潜入スニーキングしてそのまま『アレ』を持ち去る手はずだったが、結局失敗して今は追われているのであった。




「よし!」

『前方右に敵AS5機』

「もう、次から次へと!かよ!」

 逃亡たたかいは続く。

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