第2話 道程~輪廻のうた~

いつか見た空の 輝くあの光



 たどり着く道を行かば 心ささえと



 ひとり進む風の中 おもいを起こすのは



 越えたいと願いながら 志すみちしるべ



 


 先の見えぬ旅路の 最果ての地まで



 よりしろひとつ抱いて 今 さまよえば



 


 母の背に負われし日を 懐かしく思えど



 移りゆく 時を受けて


 


 ただ心 静かに





 よろこびも かなしみも 溶かす青空に



 おもいすべてたくして 時は行くとも



 道は続く とこしえの


 


 命のともしびと



 まぶたには今もうつる またかえるふるさと



 


 まだ踏まぬ ふるさと


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る